北海道ツーリング紀行 ~下編~

7日目(9月15日) 晴れ 移動距離275km 総移動距離2555km 定山渓→北檜山

Nec_0038 今日も天気は快晴。まず午前中はちょっと余裕もあったので札幌市内観光。時計台、赤レンガの旧庁舎、大通公園などを見て回りました。

札幌は綺麗に区画整理されているし、街並みもなかなか綺麗。雪がなければここなら住んでもいいかなって思える街でした。

札幌市内観光を終え、次に目指す目的地は賀老の瀧。ここの近くにドラゴンウォーターと呼ばれる天然の炭酸水が湧出してる場所があるらしい。

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こんなのどかな風景のなか走り続けること3時間弱。

さすがに自分の地元青森でもここまでのどかな風景にはそう簡単に出会えるものではないでしょう。ものすごく時間がゆっくり流れてそうな、心の和む場所です。

Nec_0046 そして山奥の道をひたすら走る。片側一車線の峠道。対向車がきたら待避所まで行かないとすれ違うことすらできないような道を進むこと15km。

さらに車を降りて『熊出没中。注意!』の看板に一同恐怖しながら歩くこと数分。

ありました!写真のオレンジ色の部分がドラゴンウォーターです。飲んでみると強烈な鉄の味と確かに微炭酸が感じられました。

Nec_0049 せっかくこんな山奥まできたので、賀老の瀧を見ていくことにしようという話になりました。

はやり熊が出るのではないかという恐怖から携帯を鳴らして歩く。

山伏のごとく崖を下り続けること10分。そんな秘境にその滝はありました。ここまでの苦労を考えると感動です。

ゆっくりみていたかったけど、そろそろ日暮れでいよいよ熊の脅威が現実のものとなりそうだったので撤収。今日の宿泊地北檜山を目指します。

このドラゴンウォーターと滝見物のせいで思わぬ時間を使ってしまい、北檜山に到着したころにはもう真っ暗。そして今回泊まるところも自然休養村らしいのだが、とにかく回りに何もない真っ暗なところ。管理人さん曰く『陸の孤島』らしい。

バンガローを借り、中に入って目に飛び込んできた注意書きには

『熊、マムシ、キツネに注意しましょう。またこれらの動物にむやみに餌を与えないようにしましょう。』

また熊か…。今日は熊の日だなとつくづく思った日でした。

8日目(9月16日) 曇りのち晴れ 移動距離150km 総移動距離2705km。 北檜山→函館

Nec_0054 熊に怯えた一夜を明かすも、明るくなってみると熊が出るような気配もなく素晴らしい朝。

管理人さんがいい方だったので、バカ4人組みのために朝からゴーカートを準備してくださいました。せっかくなので気分だけはF1ということでフル装備でみんなで競争しました。

まぁ結果は体重が軽い順に綺麗に並びました。やっぱりこのくらいの排気量だと体重がもろに効いてくるみたいです。

今日の目的地は函館。出発して一気に函館を目指し、昼前には到着することができました。その後は函館市内観光。

朝市→どんぶり横丁→西波止場→五稜郭

函館は小学校の修学旅行以来だったのでなんか懐かしい感じがしました。いつきてもいい街です。

今日の宿泊は湯の川グランドホテル。海が一望できる客室や露天風呂、豪華な夕食バイキングなど素晴らしいホテルでした。

夕食後は観光タクシーで夜景見学。

Nec_0057 世界三大夜景のうちの一つだそうです。

やっぱり綺麗です。

いつ見ても感動ですね。

夜景のほかにも夜の教会や旧公会堂などライトアップされた様々な建築物を見て回りました。1台6000円でも4人なら一人1500円でとってもお得です。

9日目(9月17日) 曇りのち晴れ 走行距離300km 総走行距離3005km 函館→苫小牧

今日は北海道最後の日。

この日のコースは洞爺湖、支笏湖をめぐり苫小牧へ。

北海道の壮大な道もこれで最後かと思うと少し物悲しい感じもしましたが、最後をかみ締めるようにしっかりと走っていきました。

洞爺湖、支笏湖はやはり綺麗でした。

でも、ここまで見て回るとなんだかどの湖もおんなじ感じがしてきてしまいますが…

最終日は特にトラブルもなく苫小牧に到着。北の大地との別れを惜しみながらフェリーで一路仙台へ。

10日目(9月18日) 雨 番外編

フェリーでの14時間の船旅も終わりに近付き、仙台港が見えてきました。

しかし、外は雨。今回の旅では下船は必ず雨に悩まされました。

同じフェリーでたくさんのライダーが仙台に上陸しました。そんな中うちらも最後の一息というところで、友人のバイクの鍵が無い!

探せど探せど無い。なくしたのは下船したあとだったのでまだ幸いだったけど、これでは港から家まで帰れない。

みんなで探すことしばし…。どうしてもないのであきらめて受付にダメもとで落し物で届いてないか聞いてみる。

すると…

ありました。普通に届いてました。これで帰れると外に出てみると、これでもかという土砂降りの雨。

今回の旅でこの仙台港が一番応えたかも知れません。

まぁなにはともあれ無事に北海道ツーリングは終了。

終えてみての感想は…

次は大型で!

これに尽きます。

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北海道ツーリング紀行 ~中編~

4日目(9月12日) 晴れ 走行距離280km 総走行距離1400km 尾岱沼→屈斜路湖

狭いバンガローの中で納豆と味噌汁の朝食を済ませたあと、かの有名な知床を目指し出発。ここでも北海道らしさ全開で、周りは見渡す限りの森という道をひたすら走りぬける。平均速度は70~80km。早いように感じられますが、これでも普通にトラックに追い越されます。

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羅臼を過ぎて知床へ。時間の関係上歩いて回るというわけにはいかなかったけど、最果ての地で熊ラーメンをいただいてきました。熊の肉って癖が強い。それに少し硬い。これは好き嫌いがはっきりでそうな感じのものでした。

午後からは周囲に知床の大自然を見ながら知床峠を走る。北海道の峠はカーブのきつさを表す曲率半径がカーブの入り口に書いてあるのでとても走りやすい。タイヤを交換したかいもあり爽快に走り抜けてきました。

Nec_0015 知床を後にして次の目的地は神の子池というところ。なんでもここはブルーの色をした池があるらしい。幹線道路から外れて砂利道を走ること約2km。山奥にその池はありました。なんでも、屈斜路湖からの綺麗な湧き水のおかげでこんな素晴らしい青が出ているらしいのだけど、実際行ってみるとホントに綺麗だった。神の子池という名前がつくのも納得できる。

今日はその屈斜路湖の湖畔にテントを張り宿泊。近くの温泉街で天然温泉にもつかることができて幸せでした。

5日目(9月13日) 晴れ 走行距離490km 総走行距離1890km 屈斜路湖→初山別

今日はこの旅一番のロングツーリングとなる予定なので早起きして朝7時には屈斜路湖を出発。最北端、宗谷岬を目指す。

Nec_0022 初日こそ悪天候にみまわれたものその後は快晴が続き素晴らしい景色も一層良く見えました。写真は美幌峠から望む屈斜路湖です。

しかし、ここからが長かった。網走を抜け、稚内に通じる道はひたすら長い。信号もほとんどなく、時折小さな町を通り、その間は左は草原、右は海というのが繰り返し。

Nec_0024 途中の道の駅で昼食。ここで頼んだいくら丼です。久々のいくら丼なので思わず撮ってしまいましたが、とってもおいしかったです。やっぱり北海道では海産物をいただくのが一番ですね。

しかし稚内への道のりは長くこの時点でやっと半分。またしても同じような道を走り続けることさらに数時間。

Nec_0025 ついにたどり着きました。日本最北端です。

長い道のりでした。

正直疲れました。でも、ちゃんと日本最北端のガソリンスタンドで給油も行って目的も果たしました。しかし、今日の宿泊地はここからさらに100kmほど移動しなければいけません。

Nec_0034 今日の宿泊地は初山別村のみさき台公園キャンプ場。

なんとか日没前にたどり着き、生まれて初めて水平線に太陽が沈むのを見ました。沈み始めてからずっと眺めてましたが、壮大さと物悲しさを感じさせるものでした。

携帯のカメラしかないのが残念なくらいいい景色でした。

6日目(9月14日) 晴れ 走行距離390km 総走行距離2280km 初山別→定山渓

Nec_0035 素晴らしい朝日に迎えられ一日がスタート。出発後いきなり越えた峠道ではこの旅一番の寒さに襲われる。天気はもちろん晴れですが、風が冷たいのなんのって。

峠を越えた先のコンビニではおでんとあったかいコーヒーを買ってしまいました。

そんな峠を越え、旭川到着。もちろん有名な旭山動物園を見学。

確かに創意工夫を凝らした感じが伝わってきます。そして平日にも関わらず山のような人。人気のブースでは目的の動物ではなく人の観察状態。できればもっと落ち着いてみたいものです。

昼食はラーメン村。自分は醤油ラーメンがすきなのでもちろん醤油を注文。出てきたラーメンは確かに濃厚な味でおいしかった。でも、個人的にはものすごくさっぱりとしたサラサラの醤油ラーメンが食べてみたかった。

昼食後は襲い来る睡魔と1時間くらい格闘しながら札幌を目指す。距離的にはそんな遠くはなかったけど、やはり道は混雑していて札幌につくころには日も暮れていました。市内観光はひとまず明日に延期し、今日の宿泊地定山渓へ。今日はしっかり定山渓グランドホテルに宿をとってあったので行ってみる。ホテルの豪華さに一同驚きです。これで一人6000円なんて信じられません。是非お勧めしたい宿です。

素晴らしい温泉とふかふかの布団。これがどれほどありがたいものかしみじみと感じながら就寝。

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北海道ツーリング紀行 ~上編~

初日(9月9日) 晴れ 走行距離320km 総走行距離320km 仙台→八戸

ついに始まった北海道ツーリング。初日の目的地は八戸港。そこからフェリーで一気に苫小牧へ。午前9時半に仙台を出発し、国道4号を北上し、ひたすら八戸を目指す。単調な道をひたすら走り、午後7時前に八戸に着く。港近くの極楽湯で疲れをとり、午後10時出港。

二日目(9月10日) 雨 走行距離460km 総走行距離780km 苫小牧→釧路

フェリーに揺られること8時間。朝6時半苫小牧港到着。北の大地の歓迎は手荒なものだった。打ち付ける雨粒の音がはっきりと聞こえるくらいの激しい雨。そんな中、まず襟裳岬を目指し出発。途中まわりのバイクや車が見えなくなるくらいの濃霧に襲われながらもなんとか襟裳岬に到着。しかし、霧で岬からは何も見えなかったのが非常に残念。

吐く息も白く寒さに震えながら次の目的地帯広を目指す。霧でヘルメットのシールドが濡れてとても見にくく、緊張を要する移動だったけど、午後3時過ぎに帯広到着。ここで有名な豚丼を食べる。写真を撮り忘れたのがとても残念だったくらい大盛りの豚丼で食べるのに一苦労。とにかくでかい!

そして今日の宿泊地釧路に向かい出発。さっきの豚丼を食べたせいか、すさまじい睡魔に襲われながらの移動。釧路も残り40kmとなったそのとき事件は起きた。今回は車1台にバイク3台でのツーリングで、車が先導を務めていた。自分は大体いつも車のすぐ後ろを走っていたのだけど、ふとミラーを見ると後ろを走っているバイクが1台足りない。

すぐに停車してしばらく待てど追いついてくる気配は無い。連絡しようにもはぐれたメンバーは雨だったので携帯を車に置いたままだった。

一体何が起きたのか?いろんな想像が頭をめぐってきたけど、とりあえず来た道を戻ってみる。しばらく戻ると路肩に止まっているメンバーを無事発見。正直事故にでも巻き込まれたのかと思っていたのでとても安心しました。原因は電気系統の故障。何らかの原因でヒューズが飛んでしまったらしい。取り合えず応急修理を施して再び発進。

しかし、釧路まで20kmくらいの地点でまたしても故障。もはや予備のパーツもないので、とりあえずバイクをそこに放置し、釧路市街を目指す。釧路市街で予備パーツを補充。しかし、その時点ですでに夜七時半。これ以上は危険なのでとりあえずその日は先にキャンプ地に入って回収は次に日にすることに決定。キャンプ地は釧路湿原に近い達古武というところでコテージを借りて、その中で寝袋を使って寝ました。この日は朝6時から13時間走りぬいた一日だった。

3日目(9月11日) 晴れ 走行距離340km 総走行距離1120km 釧路→尾岱沼

Nec_0004 昨日の悪天候がうそのようないい天気。とりあえず昨日放置した友人のバイクを回収し見てもらうが、最終的に一日での完全修理は無理となり無念ながら仙台に送り返すことになった。非常に残念だが、車1台、バイク2台での再出発となった。

回収やらバイク屋探しやらで午前中を費やしてしまったので、先に釧路市内の和商市場を散策。ここで勝手丼という、いろいろなネタを自分で選んでのせる海鮮丼をいただく。うにやいくら、秋刀魚、えびなどどれも素晴らしい食材ばかり。

Nec_0008 さらにこの市場で毛ガニ3杯+花咲ガニを6000円で購入。このときはそんなに安くないと思っていたが、後々回ってみるとこの値段でこの量はすさまじく安いことがわかった。その夜みんなでいただきましたが、男5人で食べても十分満足できるくらいのボリュームがありました。毛ガニのかに味噌を溶いたビールやら花咲ガニのぎっしりと詰まった身などもう最高の晩餐でした。これで一人1200円とは驚きの限りです。

話はそれましたが、そんな和商市場を後にし一路本土最東端根室へ。最近何かと話題になった根室ですが、途中の道のりはいかにも北海道らしい素晴らしい道。大自然の中をひたすら直線の道が突き抜ける。そして、ちょっと山のほうに入ればなかなかの峠道。ライダーが北海道に魅せられるのがとても理解できます。

Nec_0006 そんなこんなで着きました。本土最東端納沙布岬。ホントにこの岬からは北方領土がよく見えます。そして、領海線がとても近い。これならあんな事件も起きてしまいそうな気がします。ここにくるとこの土地の人たちが北方の返還を強く望んでいるのだなと改めて感じさせられます。

当初の予定ではこの日知床まで足を伸ばす予定でしたが、予期せぬトラブルのためこの日は尾岱沼までとなった。日も暮れた7時過ぎまで走り続けなんとか到着。この日もバンガローというコテージと似たようなものを借り、和商市場で買ったカニをみんなでいただく。4~5畳分の狭いバンガローで裸電球の下での食事だったけど、北の味覚をじっくりと堪能できた。毛ガニ、花咲ガニ、どちらもホントにおいしい!またいつかお腹一杯食べてみたい!

中編に続く。

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